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希望が出た時点で、トレードは一度終わっている
希望が出た瞬間、そのトレードはすでに正常な状態ではない。それはエントリーが間違っているという意味ではない。判断の主導権が、「今の価格」から「こうなってほしい未来」へ移ってしまったという意味だ。だから私は、希望が出た時点でそのトレードを一度終わったものとして扱う。
戻るための手順
単純な復帰手順があればいい。希望が出たとき、私はまず止める。チャートを見るのをやめ、時間足の切り替えをやめ、ポジションを増やさない。この段階では、「正しい判断」をしようとしない。ただ、これ以上悪くしないことだけを考える。
次にやるのは、「今切るべきか」を考えることではない。事前に決めていたストップがどこにあったかを確認するだけだ。そこに到達しているか、していないか。判断はそれだけでいい。
ここで一つ、自分に問いかける。今、私はチャートを見て判断しているか。それとも未来を想像して判断しているか。もし後者なら、その時点で判断は無効なのだ。
そして私は、過去に同じ状況でどんな結末を迎えたかを思い出す。抽象的な反省ではない。実際に味わった苦痛だ。どんな値動きだったか。どんな気持ちだったか。その後どうなったか。それを思い出せた時、判断は今この瞬間に戻ってくる。
ここまでやっても迷うなら、私は何もしない。手仕舞いも、増し玉も、どちらもしない。トレードで最も価値のある行動は、「正しいエントリー」ではなく「間違った行動をしないこと」だからだ。
トレードは連続した判断ではない
完璧な復帰など存在しない。この手順を踏んでも、私は今でも失敗する。止まれないこともあるし、希望に飲み込まれることもある。それでも、以前のように取り返しのつかない失敗には至らなくなった。それだけで十分だと思っている。
一つ一つのトレードは、独立した判断の集合体ではない。失敗した後に、どう戻るかまで含めて一つのトレードだ。希望が出たら終わりではない。そこからどう戻るかが、トレーダーとしての実力だと思っている。
私は今も、この手順を繰り返している。それだけだ。

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