Try&Error

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これまでずっと文章主体でEA開発を書きつらねてきたが、ここで一度視覚的イメージに落とし込みたい。
簡単に説明すると、理論の中核は構造否定理論の適用による3波整合だ。
それをカオス理論と&フラクタル理論を用いて、既存のダウ理論やエリオット波動論と競合しない形で再解釈したものだ。
FE100による整合性確認とFE161.8/FE261.8への伸長及び極点を持ってEA上のlifecycleを完了する。

波動にはカオス由来の分岐が無数に束ねられていて、その結果がフラクタルとして再現される。
無数の可能性の中で整合性を得られた波は、自己相似を持って合意の密度を示し、その事実がフラクタルの収束と整合性の強さを証明する。
開発中なのでテキストやラベル情報は整理固定前なので大した情報にはならない。
重要なことは観測軸が一貫していることによる自己相似の回帰的整合性だ。文脈が変わってもロジックは同じ意図であること。そうすれば価格構造に対する観測も一貫する。
FEラインは一定の観測軸の上でその整合性を繰り返し証明する。

難しいのは、テスト期間を変えた際に発生するズレを直すたびに、合格していた過去のテストケースを再検証して、観測が壊れていないかを再確認する必要があることだ。
現状理論の骨格はコードに翻訳できたが、ロジックの甘い所はそのままチャートに現れてしまい、壊れて見える。

人の頭の中では曖昧にしていても、「ちょっと横に置いておく」ことで次の観測に柔軟に対応できることが、EAではそうはいかない。

例えば、あるポイントに価格が到達したあとの反転構造を観測するとする。それがトレンド転換になるか、一時的な押しになるかは不明だ。
反転した際の一時的なトレンドがFE100で整合した後、そこが上位MAに支えられるなどして、旧トレンドに復帰する波動が出たとする。
いわゆる構造否定の1波から3波整合を確認した後、再度その3波動の構造否定ラインを突破する反転構造が出たパターンだ。

言い方を変えると、上昇トレンド中の節目に差し掛かった後の一時的な下落構造を観測し、その下落構造に対する構造否定波動を見る。
その時、旧上昇トレンドに復帰する波動が出てても、観測条件に合致しない波が間に生まれたまま観測を続けるとどうなるか?
その条件に合致する構造が出るまで観測は続いてしまうことになる。

ここで重要なことは、この観測EAはその節目を節目A、節目Bと定義し、かつその後に起こる下落構造(仮)を節目Aとセットで観測する。
よって、条件に合わないまま観測が進行すると、、節目B後に起こった下落構造(仮)まで観測が引き伸ばされてしまい、「節目B後の下落構造からの構造否定波動」という括りが、「節目A後かつ節目B後の下落構造からの構造否定波動」、という括りになる。

これは観測範囲の汚染だ。節目A、節目Bには観測の境界がある。
どこから観測を始めて、どこで観測を閉じるかだ。
EA全体のlifecycleだけではなく、各構造に対する観測のlifecycleが必要になる。


今はそうした1つ1つの観測をなぞりながら、曖昧な部分を明らかにして、それを修正しているところだ。

この連載: EA開発 (7 / 7)
シリーズガイド |希望をこの手から放し、確定した価格へ戻る。

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波の完成形を見たい波形トレーダー