波の力関係

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下記の5波動は3波が161.8%で5波が200%という綺麗な波になっている。なるほど、では1波はなぜそこなのかという疑問を解き明かさねば、今後同じような波が現れてもエントリーするのにためらいが生じてしまう。

まず1波の高値側については直近のわかりやすい明確な戻り高値を超えているのでこれは確かなポイントとなる。

1波の起点が重要だ。波の始まりはどこかの波の終わりであるというのが私の持つ定義の1つなので、直前の波が終わりを示唆していなければならない。

青いカウントで5波動としている。緑のトレンドラインを下抜けした波を1波とし、3波は中期緑MAと短期紫MAのデッドクロスを絡めた勢いのある波だ。4波で3波の戻り高値を超えず、5波は3波の押し安値を下回らなかった。
もう少し紐解いてみる。

下記の画像のような赤波でカウントすることもダウ理論上は可能だ。しかし私はその波には乗らない。なぜなら波のリズムが悪いと感じるからだ。リズムとは四角で囲った範囲のことを指す。黄色の四角を基準にすれば橙色の四角はあまりに窮屈だが水色の四角は大きくゆとりがある。私はこうして綺麗な波だと思う形の出現を待つことにしている。大きな波は分かりやすいからだ。大きな波の中に小さな波があるのは当然だが大きな波と小さな波はそのカウント上並列しないと考えるからだ。

しかしそれは私の定義であってチャートの示す事実は必ずしも合致しない。トレンドは赤波でも完成している。私はチャートの示す事実を否定しない。その形の波に乗らないだけである。
綺麗ではない波に現れる調整はMAの追従も悪いことが多いと思う。赤波の5波動目が終わった後しばらくの間もみ合いが続き、戻り高値も押し安値も超えないどっちつかずの状態が続いているのでエントリーしにくい。こういった波でエントリーしようとすると無駄に悩む上にひとたびエントリーしようものなら上下の振り回しで精神衛生上よくない。

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波の完成形を見たい波形トレーダー

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