2025/11/24~12/5迄

sinonomeのアバター

この期間のドル円のトレードをまとめて振り返る。
まずは全体のイメージ。
売り4つと損切りになった買いが1つある。
最初にラインの分解をして環境認識を追認していく。
チャートは時に支配的角度に基づいて進行していく。その支配から外れぬ限りその影響下に置かれる。
日足の赤切り下げラインと青チャネルを意識しておく。青チャネルの基準線は黒いラインでいいのだが基準角度が肯定されていればこのラインでなくとも、他の所から拾ってもいい。
この時のドル円における支配的角度を大衆に示していたのがこの黒い斜め線だったのでここではこのラインで解説をする。
リアルタイムでのチャート観察の経緯についてはこの時のポストがある。
続いて4H足に移る。
天井圏の判断は青チャネルの上限位置と3波完成を根拠とした。
波のカウントについてはより確実性の高い波を選択することが求められる。緑BOXのWトップになるだろうかというレジスタンスを抜けた波全体を1波としてそのエネルギー分を3波で取る形をイメージした。
確実性の低い波とは少し左にある窓開けの波のことで、これを1波とカウントすることは大衆の合意が得られるかと考えた。
窓というのは今回の場合でいえば描写されていないだけの大陽線として解釈できるのだが、それを1波とカウントすることは躊躇われた。
波の進行としてはそこを1波としても十分3波は取れるのだが、実際はその3波分のエネルギー以上の続伸があった。こうした時に値幅としてより妥当性のあるものを探すと、ネックライン抜けの波というものが見えた。
緑BOXだけでなく赤切り下げライン、また青チャネルのミドルラインなど、ネックラインとして機能する部分が多くあった中で、これらを一様に抜いた波というのが黒線で示す1波と解釈した。
また上昇トレンドラインの描写については、当初は灰色のラインで見ていたが、赤矢印で示すようにラインに張り付きMAと共に下回るような動きが見られたので赤いトレンドラインへと修正した。
この時水色BOXのはみだしが見られるが、ローソク実体部分での抑えられ方をみて機能性は十分と判断したが、ヒゲ先に当てても問題ないと思われる。
そんな天井圏からの売り仕掛け①は、紫色の短期EMA/SMAのデッドクロスが共にピークアウトした所での仕掛けとなった。
狙いはピンク線で示す3波のエネルギー分であった。
実際のところはネックラインに実体が阻まれて水色BOX分未達となった。ここで利食うか引っ張るかについては、ラインに対するローソクにの反応で判断することができる。
実体が4本続けて抑えられているのがわかる。これを見て成り行きで決済した。
ここの反応は例えばライントレードでなくとも、ローソク足をきちんと観察していれば判断できるところとなる。
線を引くことで分かるのはチャートの左から続く値動きの連続性がその支配的角度の影響下にあり続けていることだ。

続けて損切りとなった②の買い仕掛けは灰色のダウントレンドを上抜けしようとしている所から短期的に入ったもので青チャネル上限に向けたWトップ形成の目を勘案したからだ。
ただしこの時の感覚としては4:6くらいで難しいと思っていたので次の陰線の長さとそのスラストダウンの在り方を見て早々に切ったものとなった。
この損切りとなった陰線の値動きを見てほぼ下落を確信したので直後から③の売り仕掛けをかけた。実際ここはもう少し様子見してから乗り込むのが適正だったと思った。
ダウントレンドラインを紫のチャネルであてがい、ピンク波の3波を狙うものとした。上位の日足MAが迫っているところで決済ポイントとしては妥当と判断した。
この中で水色BOXの値動きがあるが、ここも実体がMAに抑えられているのがポイントである。これを観察してから入るのが適正であったと思う。
ダウントレンドが確定したことで、ダウントレンドの修正を行った。④と⑤は分割エントリーをして伸ばせるところまで伸ばせるようにとした。
ピンクの波で1波3波とカウントし、黄色の200EMA付近に決済ポイントを置いた。③のエントリーも④と⑤のエントリーもMAに決済ポイントが重なるような時は、紫チャネルの下側は参考程度でよいと思われる。
正確な当てどころを探す必要は必ずしもこの時点ではなかったと判断していた。
値動きの中で決済ラインに達せずに戻りをつけた場面がある。赤矢印で示す下ヒゲの値動きは思わず決済したくなる所だが値動きを信じることが大切だ。
ここでは直近安値をブレイクしたところであるからリテストの動きと捉える。
下降トレンド全体を否定するような反発ではないと見た。だからホールドした。
その後、決済ポイントに④がヒットした。⑤については伸ばせるだけ伸ばすつもりで見ていたが、この黒水平線でWボトムの動きとなり、紫チャネル上限に差し迫ったところで成り行き決済した。
この辺りでのポイントは青矢印で示す日足のSMAの存在だ。MAブレイク後のリテストの動きを警戒したので決済したということになる。その後は閉場間際まで上昇を続けていたので持ち越すリスクは過大になっていただろうと言える。

以上がトレンド相場における戻り売りと反転狙いの短期打ちの全容となる。
悪くないトレードだったと思う。
②についてはもう少し待ちの姿勢を取るべきだったように思う。
⑤についてはもう少し早く成り行きで決済してもよかったと思う。

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